SOLO custom order door
DESIGN CASE 12
日本の伝統工芸品「漆」の扉。
日本の伝統工芸品「漆」で扉を作りました。
日本古来の塗料「漆」は、非常に薄い塗膜を幾重にも重ねることで、美しく、強くなります。塗っては固め、固めては研ぐ(研磨)を何度も繰り返すことで出来上がる独特の風合いと質感を扉にしました。
SPECIFICATION
ドア
・面材:黒漆布目塗り(中塗り:白漆)
・枠:40mm3方枠 ウレタン塗装全艶消し
金物
・隠し丁番
・レバーハンドル:COLOMBO Design ALATO Mat Chrome
デザイン・金物などの仕様は一例です。
実際には、お打ち合わせの上、仕様を決定します。
黒漆布目塗り(中塗り:白漆)
強度を出すために麻布を張りつける麻布張り。白漆の上から黒漆を塗った表面を削り、麻布のテクスチャーが白漆で浮き上がるような仕上がりです。
裏面の扉は、黒漆を下塗りにし、白漆で仕上げています。漆に白い塗料を混ぜて作る白漆は、漆本来の茶色い色がほんのり出ていて、紫外線に当たると少しずつ飴色が濃くなってきます。
レバーハンドル:ALATO Mat Chrome
イタリアCOLOMBO Designのレバーハンドル。ALATOは、Jean Philippe Noelによるデザイン。国産メーカーのハンドルに比べて仕上げの塗膜が厚く、奥行きのある艶が特徴です。
漆の精製から始まり、塗布しては削りを繰り返す漆塗り。その製作工程を動画で紹介しています。