”キッチンは家族のみんなが帰る場所。”
”キッチンは家族のみんなが帰る場所。”
「キッチンは人生を通して家族のコミュニケーションの場です。キッチンとダイニングを 一つの空間にしたことで、ここから沢山の家族の会話が生まれてきました。」
―――今回はアメリカで生活した体験をきっかけに、特に繋がりの深いアメリカ南部の文化を、お菓子を通して伝えたいとアメリカ菓子を焼き、販売しているHさんのご自宅キッチンをご紹介いたします。
4年前にキッチンをリフォームした際のエピソードや、シーザーストーンを使い始めた経緯、普段のキッチンでの過ごし方などを伺いました。
「キッチンから部屋全体が見渡せ、家族の顔が見える明るい空間にしてほしいとリクエストしました。」
以前から建築やインテリアに興味があり、海外のインテリア雑誌などを集め、独自で情報を収集していたHさん。
「海外の雑誌では、シーザーストーンをよく見かけます。 日本だけではなく、世界的に認められているブランドだと思いましたので、安心して使えると思い選びました。他メーカーにはないデザイン性の高さとバリエーションの豊富さが素敵ですね。」
シーザーストーンの他にも、ガゲナウのグリルとIHコンロ、ミーレの食洗器とトール収納タイプのオーブンは最初からリクエストしたそうです。
「海外の雑誌に載っていたワークトップで、白地に黒っぽい大きな大理石調の模様が全面に入ったものがとてもかっこよくて印象的だったので、出来るだけ近いものを探しました。」
5143 White Attica
Premium Class
表面仕上げ:本磨き
「実際に白金台のショールームでWhite Atticaを見て、
これだ!と。
その時に対応してくださったスタッフの方が、ブルーチーズみたいですよね、と仰ったのが印象的で、なんだか愛着がわいてくるような、かわいい響きだなと思い、即決でした。」
5143 White Attica
Premium Class
表面仕上げ:本磨き
「実際に白金台のショールームでWhite Atticaを見て、
これだ!と。
その時に対応してくださったスタッフの方が、ブルーチーズみたいですよね、と仰ったのが印象的で、なんだか愛着がわいてくるような、かわいい響きだなと思い、即決でした。」
日々の料理は勿論のこと、お菓子の試作品などもこのキッチンで作っているというHさん。
「お菓子の生地を綿棒でのばすのに、ステンレスのワークトップの上だと、ワークトップが反ってしまい、厚さを均等にするのが難しいのですが、シーザーストーンは硬い素材なので反ったりせず、生地をこねたり、伸ばす作業にとても適してると思います。」
普段のお手入れについて、伺いました。
「濡れた布巾で拭くだけ、です。
生地をこねた後は、そのまま残りの粉末をシンクへササっと落とし、拭き取ります。とにかくお手入れが簡単にできるので助かっています。」
「デザイナーの方に、レイアウト上、バックパネルもシーザーストーンにしたほうが、見た目にも断然綺麗ですよ、とおススメされました。グリルの近くは油飛びが心配だったのですが、同じように濡れた布巾でサッと拭くだけで、4年経過した今も綺麗な状態を保てています。」
家族で以前からアメリカ南部へ訪れる機会が多かったHさん。
現地で食べた美味しいパイを日本でも広めたいと、自らのブランドを立ち上げられました。
「子供たちが大きくなったらもう一度仕事をしたい、と考えていました。そこから製菓学校に入学し、お菓子作りの基礎を学び、今では定期的に販売できる場所を設けたりしています。これからはお菓子を通して色々な方へ幸せをお届けできれば、と思っています。」
「海外へ留学している子供たちが帰国すると一緒に料理をします。ここ数か月はお家時間が長かったので、子供たちが朝晩のごはんをよく作ってくれました。キッチンで料理することを楽しんでいる様子でした。
主人は以前アメリカで食べたレモンチキンがとても美味しかったそうで、自らレシピ本を購入し、毎年クリスマスに作って、家族みんなに振舞ってくれます。」
夕食時には家族みんなで夜が更けるまでおしゃべりをするそうで、お子さんたちにとってもキッチンは大きな学びの場であり、いつでも戻ってこれる安心感のある空間。
今でもお子さんたちと仲良く繋がっていられるのは、食べることを通して家族が多くの時間を共に過ごせたから、
と仰っていました。
このキッチンで積み重ねた家族の思い出は、10年後、20年後、いつまでも色あせることなく残るのだろうと思います。
そして、またここに戻ってくると、懐かしいあの日に戻れる。
そんな温かなキッチンでした。
インタビューを快く引き受けてくださったHさん、ありがとうございました。
【キッチンデザイン:アトリエエツコ一級建築士事務所】